「白潤(ノーマル)」の有効成分は、『トラネキサム酸』と『アラントイン』…。この最強タッグは、もう覚えたよ!
でも、そうなると一つの疑問が浮かぶんだ。なんで“プレミアム”は、『アラントイン』の代わりに、『グリチルリチン酸2K』っていう、別の成分を起用したんだろう…?
その疑問、素晴らしい視点です。
僕も、そこに白潤シリーズの“思想”の違いが隠されているのではないかと考え、徹底的に調べてみました。
この記事では、白潤プレミアムの“もう一人の主役”、グリチルリチン酸2Kの正体に迫り、その実力と、ノーマル版との“役割”の違いを、分かりやすく解き明かしていきます。
【第1章】まず知っておきたい「グリチルリチン酸2K」の実力
彼が、いかに信頼されている“エリート”か、僕が参考にしている本の説明を見てみよう。

この説明によると、グリチルリチン酸2Kは、甘草(カンゾウ)という植物の根に含まれる成分。
その主な働きは、「炎症を悪化させる物質をブロックする」ことで、肌荒れやニキビを防ぐ、優れた「抗炎症作用」です。
医薬品の有効成分としても使われるほどの実力者で、スキンケアだけでなく、日焼け止めや歯磨き粉にまで、長年にわたって幅広く使われている、まさに“超優等生”なんですね。
【僕なりの超訳】グリチルリチン酸2Kは、肌の“平和維持軍”だ!
ニキビという“紛争”が起きた時、その事態を悪化させる物質をブロックし、鎮静化してくれる、頼れる存在。
決して、自ら争いを起こすような奴じゃないんだ。
【第2章】ライバル対決!「グリチルリチン酸2K」vs「アラントイン」
では、ノーマル白潤に配合されている「アラントイン」とは、何が違うのでしょうか?
こちらも、僕の本の説明を見てみましょう。
アラントインも、「微弱な炎症を鎮める」という抗炎症作用を持っています。
しかし、それに加えて、「傷ついた表皮の再生を促す」という、ユニークな働きも持っているんですね。
この2つの成分の違いを、僕なりに比較表にまとめてみました。
項目 | グリチルリチン酸2K (プレミアムの選択) | アラントイン (ノーマルの選択) |
主な働き | 抗炎症作用 | 抗炎症作用+組織修復作用 |
イメージ | “火事を起こさせない” 強力な消防士 | “火傷を手当てする” 優しい救護班 |
特徴 | 炎症を悪化させないことに特化 ニキ-ビケア製品に多用 | 傷ついた肌の回復も助ける 敏感肌向け製品に多用 |
【第3章】なぜプレミアムは、“彼”を抜擢したのか?(僕なりの考察)
どっちも優れた成分なのは分かった。でも、なんでロート製薬は、わざわざ成分を変えたんだろう?
いい質問だね。ここに、製品の“コンセプト”の違いが表れていると、僕は思うんだ。
僕の推理はこうです。
ノーマルの白潤が、「傷ついた肌の回復も助ける(アラントイン)」という、守備的で、優しい処方を目指したのに対し、白潤プレミアムは、より積極的な肌荒れ防止効果を目指したのではないでしょうか。
「炎症を悪化させる物質をブロックする」というグリチルリチン酸2Kの働きは、「微弱な炎症を鎮める」というアラントインの働きよりも、より直接的に、ニキビや肌荒れの原因にアプローチする、力強い意志を感じます。
「プレミアム」というからには、保湿力だけでなく、肌荒れ防止効果においても、より手応えのある処方を目指した結果、数ある抗炎症成分の中から、実績と効果で定評のあるグリチルリチン酸2Kが選ばれた。
僕は、そう考えています。
【結論】彼は、信頼できる“味方”だった
グリチルリチン酸2Kは、僕たち敏感肌の敵ではありません。
乗り物(製品の処方)を選ぶ、少し気難しい一面はあるかもしれませんが、基本的には、肌の平和を守ってくれる、極めて優秀で、頼れる“味方”です。
ノーマルを選ぶか、プレミアムを選ぶか。
それは、あなたの肌が今、「優しい救護班(アラントイン)」の癒やしを求めているのか、それとも「強力な消防士(グリチルリチン酸2K)」による、積極的な鎮火活動を求めているのかで、決めるべきなのかもしれません。
