乾燥

【なぜ?】いつもの洗顔料が“しみる”日。犯人は成分ではなく、あなたの“肌状態”です

肌野ゆうき

いつも愛用している、パーフェクトホイップ。今日も使ってみたら、なぜか肌がヒリヒリする…。

昨日までは、全然平気だったのに、どうして…?ついに、僕の肌に合わなくなったのかな…?

その現象、スキンケアをしている多くの人が、一度は経験する“謎”ですよね。

僕も、まさに同じ経験をしました。

この記事では、その“謎のヒリヒリ感”の原因を徹底的に探った結果たどり着いた、「犯人は、製品の成分ではなかった」という、驚きの結論を、あなたに共有します。

あの“ヒリヒリ感”は、いつ起きたのか?

僕の場合その現象は、乾燥が厳しい、冬のある日に起きました。

いつものようにパーフェクトホイップを泡立て、顔全体に優しく乗せる。

ここまでは、いつも通りでした。

しかし、泡を顔に乗せたまま、少しだけ時間を置いてしまった瞬間、乾燥で荒れ気味だった“目の周り”の皮膚が、ピリピリ、ヒリヒリと、痛み始めたのです。

最初は、「この製品は、もう自分には合わないんだ」と、かなり焦りました。

しかし、よくよく考えてみると、肌の調子が良い日は、全くしみない

この「しみる日」と「しみない日」の違いは、一体何なのか?

その答えは、僕たちの肌を守る「バリア機能」に隠されていました。

なぜ、同じ製品なのに“しみる日”があるのか?

僕たちの肌の表面には、「角層」という、外部の刺激から肌を守るための“壁”のようなものがあります。

これを「バリア機能」と言います。

健康な肌(バリア機能◎)

この“壁”が、レンガのように綺麗に整っている状態。

この状態なら、洗顔料の洗浄成分が肌の奥に入り込むことはなく、刺激を感じることはありません。

弱った肌(バリア機能△)

しかし、乾燥紫外線物理的な刺激などによって、この“壁”が崩れ、隙間だらけになっている時があります。

この隙間から、普段は何でもないはずの洗浄成分が、肌の内部に侵入し、それが“ヒリヒリ”という刺激として感じられてしまうのです。

僕がヒリヒリを感じた、冬の日の目の周り。

そこは、まさに乾燥によって“壁”が崩れ、無防備な状態になっていたのです。

【結論】僕たちは、製品ではなく“自分の肌”を見るべきだ

製品の成分が変わったわけではありません。

変わったのは、僕の“肌の状態”だったのです。

いつものスキンケアが「しみる」と感じた時、それは「製品が合わなくなった」のではなく、「今、あなたの肌のバリア機能が低下していますよ」という、肌からの“SOSサイン”なのです。

【対策】では、どうすればいいのか?

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肌からの“SOSサイン”に気づいたら、僕たちがやるべきことは、すごくシンプルだよ。

その対策は、「洗浄成分が、肌に触れる時間を、極限まで短くする」ことです

具体的には、

泡を顔に乗せたら、1分も2分も置かずに、すぐに、優しく、洗い流す。

特に、僕のように目の周りなど、部分的に乾燥が気になる場合は、その部分から先に洗い流すくらいの、スピード感が重要です。

洗顔は、あくまで“汚れを落とす”ための行為。有効成分を浸透させるパックとは、目的が全く違います。

「乗せたら、すぐ流す」

これを徹底するだけで、バリア機能が低下している日の“ヒリヒリ感”は、かなり防ぐことができるはずです。

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まとめ:あなたの肌は、最高の“センサー”だ

「しみる」という感覚は、不快なだけのものではありません。

それは、あなたの肌が、今日のコンディションを教えてくれる、最高の“センサー”です。

もし、いつもの洗顔料がしみたと感じたら、「今日は、すぐに洗い流そう」「今日の保湿は、いつもより念入りにしよう」と、その日のケアを、柔軟に変えていく。

この“肌との対話”ができるようになって初めて、僕たちは、本当の意味で、自分の肌をコントロールできるようになるのです。