安い

【結論】洗顔料は“安い”ものでいい。僕がお金をかけるのをやめた理由

肌野ゆうき

ドラッグストアに来たけど、洗顔料って、500円のパーフェクトホイップもあれば、3,000円くらいする高級なやつもある…。この値段の差って、一体何なんだ?肌のために、やっぱり高い方がいいのかな…?

その長年の疑問に、この記事で、僕なりの最終結論を提示します。

僕がたどり着いた答えは、「洗顔料は、“安い”もので、全く問題ない」という、非常にシンプルなものでした。

この記事では、僕がそう断言する理由と、安い洗顔料を選ぶ上で絶対に外せない“条件について、徹底的に解説します。

【結論】洗顔料は“安い”ものでいい。ただし…

結論から言うと、僕は「洗顔料は、“安い”もので、全く問題ない」と考えています。

ただし、それは、これから僕が話す“3つの絶対条件”を、クリアしている場合に限ります。

そして、その条件さえ満たしていれば、500円の製品も、5,000円の製品も、肌に与える“本質的な価値”は、ほとんど変わりません。

なぜ、洗顔料にお金をかける必要がないのか?

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その答えは、スキンケアにおける「役割分担」を理解すれば、一瞬で分かるよ。

洗顔料に与えられた、たった一つの、そして最も重要な使命。

それは、

「肌の上の“不要な汚れ”を、肌に負担をかけずに、落とすこと」

ただ、それだけです。

「でも、高い洗顔料には、ヒアルロン酸とか、コラーゲンとか、すごい美容成分が入ってるじゃないか!」

そう思うかもしれません。

しかし、ここで冷静に考えてみてほしいのです。

洗顔料は、顔に乗せている時間は、わずか数十秒。そのあと、全て“洗い流し”ますよね?

どんなに高価で、素晴らしい美容成分が配合されていたとしても、肌に触れている時間が極端に短く、最終的に全て洗い流されてしまうのであれば、その効果は、ほとんど意味がない、と僕は考えています。

それは、栄養満点の高級食材を、一瞬だけ舌に乗せて、すぐに吐き出してしまうようなものです。

僕たちがお金をかけるべきは、「保湿」「美白」といった効果を持つ成分が、肌に長時間“留まる”ことで、初めてその真価を発揮する、化粧水や美容液、乳液なのです。

「安い洗顔料」でいい、3つの“絶対条件

では、僕たちが500円の洗顔料を選ぶとしても、絶対に譲れない“3つの絶対条件”とは何か?

それは、以下の3つです。

  • 条件①:しっかりと“泡立つ”か?
  • 条件②:洗い上がりが“つっぱらない”か?
  • 条件③:“余計なもの”が入っていないか?

一つずつ、なぜこれが重要なのかを、詳しく解説していきます。

条件①:しっかりと“泡立つ”か?

洗顔で最も肌を傷つける行為、それは摩擦です。

ゴシゴシこするなんて、もってのほか。

僕たち敏感肌にとって、それは肌への“攻撃”と何ら変わりありません。

弾力のある豊かな泡は、あなたの手と肌の間に存在する、最高の“クッション”の役割を果たします。

このクッションがあることで、指が直接肌に触れることなく、泡が持つ“吸着力”だけで、汚れを優しく浮き上がらせることができるのです。

逆に、泡立ちが悪い洗顔料は、必然的に指で肌をこすることになり、肌を守っているバリア機能を、毎日少しずつ破壊していくことになります。

だからこそ、豊かな泡立ちは、絶対に譲れない条件なのです。

条件②:洗い上がりが“つっぱらない”か?

洗顔後に、肌がキュッキュッとしたり、急いで化粧水をつけないと、顔がパリパリになるような感覚。

これを“さっぱりした”と勘違いしてはいけません。

それは、洗浄力が強すぎて、肌を守るために必要な“皮脂膜”まで、根こそぎ奪い去ってしまっている、危険なサインです。

皮脂膜は、肌の水分蒸発を防ぎ、外部の刺激から肌を守る、天然の“保湿クリーム”です。

これを失った肌は、無防備な丸腰状態。

乾燥は加速し、少しの刺激でも赤みやかゆみを引き起こす、超・敏感状態へと傾いていきます。

洗い上がりが“しっとり”していること。

これが、あなたの肌を守る洗顔料の、最低条件です。

条件③:“余計なもの”が入っていないか?

洗顔料の目的は、ただ一つ。

「汚れを、優しく落とすこと」です。

この目的以外の“付加価値”は、僕たち敏感肌にとっては、時に“リスク”に変わります。

例えば、スースーする清涼感を与えるメントール。

これは、肌にとってはただの“刺激”です。

ザラザラのスクラブは、物理的に肌を傷つけ、バリア機能を破壊する可能性があります。

良い香りの香料も、アレルギーの原因になることがあります。

僕たちが求めるべきは、余計な仕事をしない、自分の本分(洗浄)だけを真面目にこなしてくれる、“実直な”洗顔料なのです。

お金をかけるべきは、“洗い流さない”アイテムだ

僕が考える、理想の“スキンケア予算配分”は、これです。

【お金をかけるべき(投資)】
美容液、乳液、クリーム
 なぜなら、これらのアイテムは、有効成分を肌に長時間“留まらせる”ことで、効果を発揮するからです。
【お金をかけなくていい(節約)】
洗顔料、クレンジング
 なぜなら、これらのアイテムは、肌から**すぐに“洗い流す”**ことが、その役割だからです。

まとめ:賢い“消費者”になろう

スキンケアで最も重要なのは、製品の“価格”ではありません。

それぞれのアイテムの“役割”を正しく理解し、自分の肌と目的に合ったものを、“適正な価格”で選ぶことです。

この記事を読んだあなたは、もう、値段の高さに惑わされることはありません。

賢い消費者として、自分の肌にとって、本当に価値のあるものに、お金を使っていきましょう。