
前の記事で、パーフェクトホイップの「アクネケア(緑)」が、僕の肌には合わなかったって話をしたけど…。
じゃあ、王道である「青い通常版」とは、一体何が違うの?もしかして、こっちなら僕の肌でも使える…?
その疑問に答えるため、僕はこの2つの製品の「成分」「使用感」「刺激」を、自分の肌で、そして自分の目で、徹底的に比較・検証しました。
この記事を読めば、あなたの肌にはどちらが合っているのか、その答えが明確に分かります。
「ニキビに悩んでいるから、とりあえずアクネケア」という短絡的な選択が、いかに危険かということも…。
【比較1】成分の違い:似ているようで、実は“身分”が全く違った
まず、一番重要な成分の違いから見ていきましょう。
それぞれの主要な成分を、比較表にまとめてみました。
項目 | パーフェクトホイップ (青い通常版) | パーフェクトホイップ アクネケア(緑) |
製品の分類 | 化粧品 | 医薬部外品 |
ニキビケア、有効成分 | なし | グリチルリチン酸ジカリウム |
保湿成分 | セリシン 加水分解シルク 濃グリセリン アセチルヒアルロン酸Na ヒアルロン酸Na | セリシン 加水分解シルク 濃グリセリン アセチルヒアルロン酸Na ヒアルロン酸Na |
この表から分かる、衝撃の事実を解説するね。僕もこれを知った時、本当に驚いたんだ。
「化粧品」と「医薬部外品」という、決定的な“身分”の違い
まず、最も重要な違いはここです。
青い通常版は、肌を健やかに保つための「化粧品」。
一方、緑のアクネケアは、特定の効果(ニキビ・肌荒れ防止)が認められた有効成分を配合した「医薬部外品」に分類されます。
つまり、アクネケア(緑)は、より“薬に近い”位置づけの製品なのです。
違いは、たった一つの“有効成分”
では、なぜアクネケア(緑)だけが「医薬部外品」なのか?
その理由は、ニキビケアの有効成分「グリチルリ-チン酸ジカリウム」が配合されているからです。
驚くべきことに、うるおいを守るための主役である「セリシン」「加水分解シルク」「ヒアルロン酸」といった基本的な保湿成分は、両者に共通して配合されていました。
【成分比較のまとめ】
基本的な構造は、ほぼ同じ兄弟のようなもの。
アクネケア(緑)は、その兄弟に「ニキ-ビの炎症を抑える」という有効成分を加え、「医薬部外品」へと“昇格”させた特別バージョン。
【比較2】使用感の違い:泡の“濃密さ”に、わずかな差
泡立ちは、どっちもすごそうだけど…。
その通り!どちらもしっかりと泡立つのは、さすがパーフェクトホイップだね。でも、本当にごくわずかだけど、違いはあったんだ。
僕の感覚では、青い通常版の方が、ほんの少しだけ、泡がより濃密でクリーミーな気がしました。
一方で、アクネケア(緑)は、それに比べると、本当に若干ですが、少しだけ軽い泡質かな?
という印象です。
しかし、これは「めちゃくちゃ集中して比べたら、分かるかもしれない」というレベルの差です。
どちらも、洗顔をする上では十分すぎるほどの、高品質な泡が作れますので、安心してください。
【比較3】刺激の違い:運命を分けた“30秒”の真実
ここが、僕が一番伝えたかった、両者の決定的な違いです。
僕は、それぞれの泡を顔に乗せ、洗い流さずに「1分間」放置するという、少し意地悪な実験をしてみました。
その結果は、衝撃的でした。
- 青い通常版(化粧品): 1分間放置しても、特に刺激や違和感は全く感じなかった。
- アクネケア(緑)(医薬部外品): 泡を乗せて30秒が経過したあたりから、目の下など、皮膚の薄い部分が、ピリピリと痛み始めた。
この実験で、僕は確信しました。
アクネケア(緑)は、有効成分が配合された「医薬部外品」である分、僕のような敏感肌・乾燥肌にとっては、確実に「刺激」となりうる洗浄力や成分バランスになっている、と。
前の記事で考察した通り、これは有効成分「グリチルリチン酸ジカリウム」そのものではなく、その効果を肌に届けるための高い洗浄力が原因だと、僕は考えています。
【最終結論】で、結局、あなたはどっちを選ぶべき?
僕の全ての検証結果から、あなたがどちらを選ぶべきか、その最終的な答えを提示します。
▼こんなあなたには「アクネケア(緑)」が向いているかも
- 皮脂の分泌が非常に多い、10代の学生さん
- 肌が強く、これまで洗顔料で刺激を感じたことがほとんどない人
- とにかく、今ある炎症ニキ-ビをなんとかしたい人
▼こんなあなたには「通常版(青)」を強く推奨します
- 僕のような、アトピー肌・敏感肌の人
- 洗顔後に、肌がつっぱりやすい「乾燥肌」「インナードライ肌」の人
- ニキ-ビも気になるけど、まずは肌全体のコンディションを安定させたい人
- パーフェクトホイップ アクネケアを使って、少しでも刺激を感じたことがある、全ての人
まとめ:「ニキビ=アクネケア」という思考停止が、一番危険
ニキビに悩んでいると、どうしても「アクネケア」と書かれた商品に手が伸びてしまいますよね。
しかし、今回の検証で、その選択が、必ずしも正解ではないことが、お分かりいただけたと思います。
僕の肌にとっては、ニキ-ビケアの有効成分が入っていなくても、肌への優しさを追求した「通常版(青)」の方が、結果的に肌のコンディションを整え、ニキビができにくい環境を作るための、最高のパートナーとなってくれました。
あなたの肌質を、もう一度見つめ直してみてください。
その答えが、緑のボトルではなく、青いボトルにある可能性も、十分にあるのですから。